
■当法人の新型コロナウィルスに対する対応について
1月7日(木)、菅総理から1都3県に1月8日(金)〜3月7日(日)まで「緊急事態宣言」が発令されました。
この発令を受けて当法人では対応について早急に協議しました。
詳細につきましては、こちら(PDF380KB)をクリックしてください。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
■「くーおん体操クラブ」新規・体験・見学の停止のお知らせ
「くーおん体操クラブ」当面の間、新規・体験・見学の受付を停止いたします。
再受付スタートはホームページでご案内・または直接お問い合わせください。
■2019年(令和元年)度「ご寄付のお願い」のお知らせ
くーおんは、社会的活動の幅をいっそう拡げることを目的として、2020年(令和2年)度を目標に
認定NPO法人格の取得を目指しています。《認定NPO法人》となるために、
2018年(平成30年)度より、パブリック・サポート・テストに挑戦しております。
昨年度は、おかげ様で目標の一つである3000円以上の寄付を年間100件以上集めることができました。ご協力ありがとうございます。
2019年(令和元年)度も認定NPO法人格の取得に向けてチャレンジしてまいります。
引き続き、皆様の暖かいご支援をいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。詳細はご寄付のお願いのページをご覧ください。
■「くーおんニュース」6月号 完成
「くーおんニュース 第16号」が完成しました。
御覧になられる方は、こちら(PDF1,924KB)をクリックしてください。
前号までの「くーおんニュース」をご覧になられる方は「くーおんニュース」ページをアクセスして下さい。
■「くーおん体操クラブ」と「放課後等デイサービス・とれいる」業務統合のお知らせ
この度、「くーおん体操クラブ」と「放課後等デイサービス・とれいる」は業務の統合を一部行うこととなりました。。
これにより、ご利用のみなさまが、より当法人が行っている“体操クラブ”“放課後等デイサービス”双方の活動に参加しやすくなります。
詳細につきましては、こちら(PDF153KB)をご覧ください。
これからも、活動をより発展できるように、皆様からのご意見を聞き、検討を重ねていく所存です。どうぞご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
ご不明点等は、お気軽にスタッフまでお声掛けください。
5月にオープンした"こるおれ"は、8月より児童発達支援と児童放課後等デイサービスとの多機能型事業所として再出発しました。そして、日頃の療育に加えて、お母さま方が少しでも自信をもって楽しく子育てに臨めるようにと、家族支援にも取り組んでいきたいと考えています。その一環として "こるおれ"ではお母さま方の交流の場を設けていこうと考えています。
第一弾 "先輩ママとの座談会"を11月下旬に開催しましたのでご報告します。
今回は、この春特別支援学校の高等部を卒業して、社会人となった青年のママお二人をゲストとしてお招きしました。お二人のお子さまは、学校時代には放課後等デイサービス"とれいる"の療育をご利用いただいていました。参加者はNPO法人くーおんの療育をご利用いただいている、幼稚園から小、中、高校生のママたちです。特に年齢の低い小学生のママたちは、将来のことでいろいろ心配事を抱えておいでで、先輩のお話を伺うことを楽しみにお集まりくださいました。
〈交友関係〉
地域の人たちに我が子を知ってもらって、地域の中で子育てしたいという思いをお持ちのお母さま方は多いことと思いますが、支援学級や支援学校に通っていると、通常級の友達との間にだんだん心の隔たりができてきてしまいがち。そんな時先輩はどうしたの?…先輩もやはり同様の心配をしたそうです。お子さまが地域にお友達を作れるように、支援学校ではなく地域の支援学級を選ばれて放課後ルームを利用したり、PTA役員を引き受けたり、時には地区の同年代の仲間を呼んでパーティーを開いたりと、様々な工夫をしてこられたそうです。ただ、ある時から、健常な子どもたちのように趣味の合う人と友達になって、自分たちで連絡を取り合って出かけていくというようなことを期待するよりも、一人でも生活できて一人でも楽しめるように支援する方が現実的なのではないかと視点を変え、一人での外出を促すようになったのだそうです。幼い頃に始めた習い事が、現在の趣味にも発展していて、一人でいても余暇を楽しめているようです。
〈自立に向けて〉
子どもの自立を見守ることは、ママたちにとって嬉しいという以上に、ハラハラドキドキ覚悟を決める場面でもあります。電車通学を一人でできるようになるために、耳の不自由なお子さまのママはこんな手順でやってみました。「途中駅の写真を撮って駅名を記入したファイルを作り、一緒に確認して通学する→ "ママは寝ているから着いたら起こしてほしい"と伝えて一緒に乗車し、一人でも乗り換えができる事を確認→本人を一人で送り出してからすぐに後を追いかけて隣の車両から見守る→携帯を持たせてGPSの情報でママが確認できるようにし、本当に一人で行かせる」。電車の運行状況の変化やラッシュ時の混雑等、予想しない出来事に遭遇しながらも、一人での通学が実現しました。そして今もお子さまは、一人で電車やバスを利用する機会を増やして行っています。
別の先輩は、お子さまが中学生の時の担任に促されて、お子さまの自立を真剣に考えるようになり、月1回の"他人デイ"を設けていたそうです。その日の日中の間ママは"他人"だからと伝え、お子さまには渡したお金で自分の昼食を用意し、ママには頼らずに一人で過ごすように促します。同じ家の中で過ごすので、ママも口出ししたい気持ちとの闘いの時を過ごします。それでも、何度か繰り返しながら、お子さまは一人でお昼を食べて、休日を一人で落ち着いて過ごす習慣を身に着け、ママも多少のことは気にせずに、本人を人として認めて任せていく事ができるようになったとのことでした。どんなママでも我が子のことは気になって、ママの言うとおりにしてほしいとか、全部知りたい等と思ってしまいがち。先輩ママたちは、"口は出さずに目は離さない"ことが大事だと話されました。"その時"というタイミングで、今やれる事からやらせてみて、ママたちも少しずつ子離れしてきたのだということです。
また、特に男の子の成長の場面では、同性のパパたちの活躍が光っていたというお話も聞かれました。
"くーおん"のデイでは、お子さまたちとの信頼関係をとても大切にしたいと思って関わっていますので、スタッフがお子さまから聞いた言葉の一つ一つを大切にし、ご本人が伝えてほしいというのでなければ、決して親御さんにも話しません。そのためお子さま方は、"ここだから話せる"ということも話してくれます。ママたちもそういうスタッフを、お子さま方自身にとっての大切な支援者として信頼していただけたらと願います。
他に、障害のあるお子さんのご兄弟の気持ちを、ママたちがどんな風に受け止めてこられたのかということについて、深い分かち合いもありました。
ゲストのお二人の息子さん方は社会人となりました。行事が多い学校生活に比べれば、職場は毎日が同じペースで、安定した気持ちで元気に過ごせているようにも見えます。学校のように細かく指導してくれるわけではないので、ママが不満に思う場面も時にはありますし、これでよかったのかと迷う気持ちもおありのようです。それでも、この決定が一生のものではないので、その時々でお子さまに必要な環境を選びながら、柔軟に対応していきたいという思いでおられるとのことでした。
座談会当日の出席者は8名。体調を崩されて残念ながらいらっしゃれないママたちも、何人かおいででした。参加された皆さんはアンケートに答えて、 "楽しかった、また計画してほしい"と言ってくださいました。ママたち同士の情報交換や、先輩ママからのアドバイスが、子育ての良い助けになることを願って、続けて機会を設けてまいりたいと思っております。
=幼児
=小学生
=小学生〜高校生
=中高生
=その他